戸建てのリフォーム・リノベーションでできること【外装・外観編】完全ガイド
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戸建てのリフォーム・リノベーションでできること【外装・外観編】完全ガイド

「外壁の汚れや色あせが気になってきた」「玄関ドアを新しくしたい」「庭をもっと使いやすくしたい」——外装・外観リフォームを検討するきっかけは人それぞれです。
しかし、どんな工事ができるのか、費用はどのくらいかかるのかわからず、なかなか踏み出せない方も多いのではないでしょうか。

この記事を読むと、外装・外観リフォームでできる工事の種類・費用の目安・失敗しないための注意点が一通りわかります。
外壁や屋根は放置すると雨漏りや劣化が進むため、早めの対処が長期的なコスト削減につながります。

本記事では、玄関・窓/外壁/屋根/エクステリア・外構の4カテゴリに分けて詳しく解説します。




※建物の構造や工法によっては希望通りの工事ができない場合があります。
また建築基準法・景観法・自治体の条例による規制が適用されるケースもあります。
具体的な可否については、必ず事前に専門業者に確認しましょう。


1. 外装リフォームの3つのメリット

外装・外観リフォームは、見た目を美しく保つだけでなく、機能性や安全性の向上にも大きく役立ちます。

美観・資産価値の向上
外壁や屋根、エクステリアを一新することで、家全体の印象が大きく変わります。住まいの資産価値向上にもつながります。

雨・紫外線からの保護と耐久性の維持
外壁や屋根は雨・風・紫外線に常にさらされています。定期的なリフォームで劣化を防ぎ、建物の寿命を延ばすことができます。コーキング剤の劣化や外壁のひび割れを放置すると雨漏りの原因となるため、早めの対処が重要です。

防犯性・快適性の向上
玄関ドアの高性能化や、門扉・フェンスの設置によって防犯性が高まります。また、窓の断熱リフォームや外構の整備によって日常の快適性も向上します。


2. 玄関・窓のリフォーム

玄関ドアや窓の交換リフォームは、現在では既存の枠の上に新たな枠をかぶせる「カバー工法」が主流です。
壁や床を壊さずに工事できるため、工期・費用の両面でメリットがあります。

2-1. できること一覧

玄関ドアの交換
ドアのみの交換から、枠ごと交換するはつり工法まで対応できます。開き戸から引き戸への変更も可能です。防火地域では使用できる素材に制限がありますので、事前に確認が必要です。なお、カバー工法では新しい枠をかぶせる分、開口部が若干狭くなる点に注意が必要です。

窓・窓枠の交換
ガラス・サッシの交換や新設が可能です。建物の強度に影響のない部分であれば対応できますが、壁の補修が必要になることもあります。防火地域では素材などに制限があります。


2-2. 費用目安

リフォーム内容費用目安
玄関ドア交換(カバー工法)30〜50万円程度
玄関ドア交換(はつり工法・枠ごと交換)50〜100万円程度
窓・サッシ交換(1箇所)10〜30万円程度
内窓(二重窓)の取り付け(1箇所)5〜10万円程度

※費用はドアの種類・グレード・施工方法によって変動します。あくまで目安としてご参考ください。正確な金額は現地調査のうえお見積りいたします。

大きくわけて、屋根や外壁、エクステリア・外構のリフォームがあり、家の外観のイメージを一新させるほかにも、機能性の向上や防犯性を高めるためにも行われます。

2-3. 注意点

・カバー工法では開口部が若干狭くなるため、車いすを使用している方は特に注意が必要

・防火地域・準防火地域では使用できる素材に制限がある・省エネ基準を満たすドア・窓への交換は、国や自治体の補助金対象となる場合があるため、事前に確認するとよい


外装や外観をリフォームする際の注意点として、建築基準法や「景観法」にも配慮をする必要があります。
「景観法」とは、良好な都市景観を形成することを目的とした、自治体によって定められている条例です。
景観法では、一般家庭に対しても建物の高さや色などの規制をすることができます。
お住まいの地域によって、屋根や外壁の色、外観についての基準が定められている場合があるため注意が必要です。

3. 外壁のリフォーム

外壁リフォームは、家の美観を保ちながら、雨や紫外線から建物を守るために行います。外壁材の状態によっては、塗装ではなく補修や張り替えが必要になる場合もあります。

また、鉄骨2階建てや木造3階建ての建物で外壁材を全面的に張り替える場合は、建築確認申請が必要になります。


3-1. 工事の種類と特徴

外壁洗浄
高圧洗浄や手作業で苔・カビ・汚れを除去します。塗装工事の前に行われることがほとんどです。

外壁塗装
既存の外壁の上に新しい塗料を塗る工法です。費用を抑えやすく、最もポピュラーな外壁リフォームです。使用する塗料の種類(シリコン・フッ素・無機など)によって耐用年数と費用が異なります。

重ね張り(カバー工法)
既存の外壁材の上に新しい外壁材を張り付ける工法です。既存材の撤去が不要なため廃材が少なく、費用・工期を抑えやすい点がメリットです。ただし、建物への重量負荷が増えます。

張り替え
既存の外壁を剥がし、新しい外壁材を張る工法です。下地の状態を確認・補修できるため、建物の長寿命化につながります。費用・工期は最も大きくなります。


外壁についてはこちら:外壁にはどんなものがある? 種類や特徴をご紹介!


3-2. 費用目安

リフォーム内容費用目安(30坪の場合)
外壁塗装60〜100万円程度
外壁重ね張り(カバー工法)100〜200万円程度
外壁張り替え150〜300万円程度

※費用は建物の規模・外壁材の種類・足場代・下地補修の有無によって大きく変動します。
あくまで目安としてご参考ください。正確な金額は現地調査のうえお見積りいたします。


3-3. 注意点
・コーキング剤の劣化が見られたら早めに補修を。放置すると雨漏り・ひび割れの原因になる
・「景観法」により、お住まいの地域によっては外壁の色・素材に制限がある場合がある
・塗装のみか、張り替えが必要かは外壁の劣化状態によって判断が異なるため、専門業者の診断を受けることを推奨

4. 屋根のリフォーム

屋根も外壁と同様に、定期的なリフォームで家の美観を保ち、雨漏りや破損を防ぐことができます。
屋根材の種類によってメンテナンス方法は異なりますが、放置すると修繕費用が大きく膨らむため、定期的な点検と早めの対処が重要です。

なお、鉄骨2階建てや木造3階建ての建物で葺き替えやカバー工法を行う場合、建築確認申請が必要になる場合があります。


4-1. 工事の種類と特徴

屋根洗浄
高圧洗浄や手作業で苔・カビなどを除去します。屋根塗装の前に行われることが多いです。

屋根塗装
屋根材の上に塗装を行う工法です。外壁塗装と同時に行うとコストを抑えやすく、足場代を共有できます。

重ね葺き(カバー工法)
既存の屋根材の上に新しい屋根材を重ねる工法です。既存材の撤去が不要なため費用・工期を抑えられますが、下地や防水シートの状態を確認・補修することはできません。雨漏りが発生している場合には適用できないケースがあります。

葺き替え
既存の屋根をすべて撤去し、下地から新しい屋根材を設置する工法です。下地の補修も同時に行えるため、建物の長寿命化につながります。費用・工期は最も大きくなります。

葺き直し(瓦屋根のみ)
既存の瓦を再利用しながら、下地(防水シートなど)のみを交換する工法です。瓦の状態が良好な場合に選択できます。


屋根材についてはこちら:一般家庭で使用される屋根材。どうやって選ぶ?種類と特徴をご紹介します


リフォーム内容費用目安
屋根塗装(30坪)40〜60万円程度(足場代別)
重ね葺き(カバー工法)60〜250万円程度
葺き替え150〜300万円程度

※費用は屋根の面積・形状・使用する屋根材の種類によって大きく変動します。
アスベスト含有材の撤去が必要な場合は追加費用が発生します。
あくまで目安としてご参考ください。

4-3. 注意点

・築20年以上の場合は、塗装のみでは対応できないケースもあるため、専門家の診断を受けることが重要
・重ね葺きは雨漏り発生時や下地が腐食している場合には対応できない
・屋根材・外壁材の変更時は耐震性への影響を確認する。特に重い屋根材への変更は建物に負荷がかかる場合がある
・景観法により、屋根の色・素材に地域ごとの制限がある場合がある


5. エクステリア・外構のリフォーム

家の外の空間を指す「エクステリア」とその構造物である「外構」は、外観のイメージを構成する重要な要素です。
玄関アプローチの整備から、カーポートやウッドデッキの設置まで、幅広いリフォームが可能です。
エクステリアや外構のリフォームを行うことで、家全体のイメージが向上するだけでなく、快適な空間づくりが実現できます。

また、門扉やフェンスの設置などにより防犯性の向上なども期待できます。

なお、サンルームやカーポートを設置する際は建ぺい率の制限が適用されます。また、防火地域・準防火地域や床面積が10㎡を超える場合には建築確認申請が必要です。

5-1. できること一覧

玄関アプローチの造設
タイル・木材・敷石などさまざまな素材でデザインが可能です。バリアフリー化やスロープの設置にも対応できます。

フェンス・塀の設置
アルミや木材などさまざまな素材のフェンスや、ブロック・レンガによる塀の設置が可能です。植栽による生け垣もあります。

門柱・門扉の設置・交換
門柱の設置や門扉の設置・交換、表札などの取り付けが可能です。

駐車場・カーポートの整備
駐車スペースの整備やカーポートの設置が可能です。カーポートの設置には建築確認申請が必要なケースがあります。

ウッドデッキの設置
天然木と樹脂製の人工木の2種類が主な素材です。屋根をつけることも可能です。
サンルームの設置
洗濯物の乾燥スペースや趣味の空間として活用できます。
2階のベランダやバルコニーへの設置には制限があります。
なお、固定資産税の課税対象となる場合があるため、事前に確認しておきましょう。


5-2. 費用目安

リフォーム内容費用目安
玄関アプローチの整備30〜100万円程度
フェンス・塀の設置20〜80万円程度
カーポート設置(1台用)15〜50万円程度
カーポート設置(2台用)30〜100万円程度
ウッドデッキの設置30〜100万円程度
サンルームの設置50〜200万円程度

※費用は使用素材のグレード・設置面積・地盤の状況によって大きく変動します。
あくまで目安としてご参考ください。


5-3. 注意点

・カーポート・サンルームは建ぺい率の計算に含まれるため、設置前に上限を確認する
・防火地域・準防火地域や10㎡超の工事は建築確認申請が必要
・サンルームは固定資産税の課税対象となる場合があるため、事前に確認が必要
・景観法により、フェンス・塀の高さや色が制限されている地域がある


まとめ

外装・外観リフォームは、家の美観を保つだけでなく、建物の耐久性・防犯性・快適性を高めるための重要な工事です。

外壁や屋根は定期的なメンテナンスが不可欠で、放置すると修繕費用が大きく膨らむリスクがあります。
「まだ大丈夫」と思っているうちに早めに点検・対処を行うことが、長期的なコスト削減につながります。

また、外装リフォームを行う際には以下の点に注意が必要です。

・建築基準法・景観法・自治体の条例による制限がある場合がある
・建築確認申請が必要な工事では、日数と費用が追加でかかる
・屋根材・外壁材を変更する場合は耐震性への影響を事前に確認する

複数箇所を同時にリフォームすると、足場の共有などでトータルコストを抑えられる場合があります。たとえば外壁塗装と屋根塗装は同時施工がおすすめです。

まずは専門業者に現状を見てもらい、必要な工事の範囲と費用感を把握することが、満足度の高いリフォームへの第一歩です。


「どこから手をつければいいかわからない」「予算内でどこまでできる?」
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