戸建てのリフォーム・リノベーションでできること【内装・室内編】完全ガイド
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戸建てのリフォーム・リノベーションでできること【内装・室内編】完全ガイド

「部屋が古くて使いにくい」「もっと広いリビングにしたい」「和室を洋室に変えたい」——内装・室内リフォームを検討するきっかけは人それぞれです。
しかし、何ができて何ができないのか、費用はどのくらいかかるのかがわからず、なかなか一歩を踏み出せない方も多いのではないでしょうか。

この記事を読むと、内装・室内リフォームでできる工事の種類・費用の目安・失敗しないための注意点が一通りわかります。
「何から始めればいいかわからない」という方も、ぜひ最後まで読んでみてください。

内装リフォームは、壁紙の張り替えといった手軽なものから、間取りの全面変更・増築・減築まで幅広い選択肢があります。
今ある家を活かしながら、建て替えよりも費用を抑えて理想の住まいに近づけられるのが大きな魅力です。

本記事では、戸建ての内装・室内リフォームでできること・費用の目安・注意点を、工事の種類ごとに詳しく解説します。




※建物の構造や工法によっては希望通りの工事ができない場合があります。
また、建築基準法や自治体の条例による規制が適用されるケースもあります。
具体的な可否については、必ず事前に専門業者に確認しましょう。


1. 内装リフォームの3つのメリット

内装・室内リフォームは住まいの見た目を変えるだけでなく、暮らしの質そのものを向上させます。リフォームを検討する前に、主なメリットを確認しておきましょう。

快適性・使いやすさの向上
老朽化した設備や内装を新しくすることで、毎日の生活の使い勝手が大きく改善されます。バリアフリー化によって高齢者や小さな子どもにも安心な環境をつくることも可能です。

光熱費・維持費の削減
断熱リフォームや省エネ設備の導入により、冷暖房効率が上がり光熱費の削減が期待できます。長期的に見ると、リフォーム費用の元が取れるケースも少なくありません。

住まいの資産価値の向上
デザイン性の高い内装への刷新は、日々の暮らしの満足度を高めるだけでなく、住宅の資産価値向上にもつながります。


2.電気・給排水設備のリフォーム

内装リフォームを行う際は、電気・給排水設備の見直しを同時に行うのが効率的です。
工事中にまとめて対応することで、コストと工期を抑えられます。


2-1. できること一覧

配管の交換
給水管・排水管が古くなっている場合は、リフォームのタイミングで新品に交換するのが理想です。

給湯設備の更新
給湯器を省エネタイプに変更するだけで、光熱費の削減効果が期待できます。
ガス給湯器から電気給湯機(エコキュートなど)への切り替えも可能です。

オール電化への変更
200Vの電源が必要なため、未対応の住宅では引き込み工事が必要です。
導入前に電力会社や施工会社に確認しましょう。

コンセントの増設・移設
新しいレイアウトや間取りに合わせて、コンセントの位置や数を変更できます。
使用する家電が増える場合は、契約アンペアの引き上げも検討しましょう。電力会社への確認や契約変更が必要になる場合があります。

照明・ライトの変更
ダウンライトなどの埋め込みタイプに変更する場合や、スイッチ回路を追加する場合は内装工事が伴います。
リフォームと同時に行うと仕上がりがきれいです。


2-2. 注意点

・オール電化は電気容量の確認と引き込み工事が必要になる場合がある
・コンセント増設時は電力会社への確認・契約変更が必要なケースがある
・配管交換は内装工事と同時に行うと費用を抑えやすい

3. 内装(壁・床・天井・窓)のリフォーム

壁・床・天井の内装リフォームは、部屋の雰囲気を一新する効果的な手段です。比較的手軽なクロスの張り替えから、大規模な構造変更まで幅広く対応できます。

3-1. 壁のリフォーム

工事の種類内容・注意点
壁材・クロスの張り替え塗り壁・砂壁からクロスへの変更も可能。下地が傷んでいる場合は補修・交換が必要なことも
収納の設置壁面収納や造り付け棚を設置。空間を有効活用できる
壁の新設部屋を仕切る間仕切り壁を追加。コンセントや照明の配線工事が追加になる場合あり
壁の撤去構造に影響しない「内装壁」のみ撤去可能。耐力壁は撤去不可
断熱材の追加・入れ替え充填断熱工法(構造躯体内)または外張り断熱工法がある

3-2. 床のリフォーム

床材の張り替え
既存の床材を剥がして新しく貼る方法と、上から重ね張りする方法があります。

床暖房の設置
床の上に直張りするか、床下を全面張り替える方法があります。
断熱材の追加
床下からの施工と、室内側からの施工が選択できます。


3-3.天井のリフォーム

クロスの張り替え・塗装
天井クロスの張り替えは壁と同時に行うと足場や養生をまとめられ、コストを抑えられます。
塗装仕上げへの変更も可能です。

吹き抜けの新設
2階床の一部を取り除いて吹き抜けをつくる工事です。
採光・通風が大幅に改善されますが、建物の構造計算が必要で、2×4工法では制約があります。
断熱材の追加
天井裏からの施工と、室内側の天井を下げて断熱材を入れる方法があります。
夏の暑さ対策として特に効果的です。


3-4. 窓の断熱リフォーム

窓の断熱性を高めるリフォームは、冷暖房効率の向上と光熱費の削減に直結します。
サッシの交換
既存サッシを撤去して新品に交換。壁の補修が伴うため費用は高め。

・内側に二重窓(インナーサッシ)の取り付け
室内側にもう一つ窓を追加。工期が短く費用を抑えやすい。最もポピュラーな選択肢。
・ペアガラス(複層ガラス)への交換
サッシはそのままでガラスのみを複層ガラスに交換。比較的安価。
・カバー工法
既存サッシの上から新しいサッシをかぶせる工法。壁の補修不要で工期が短い。断熱性能が大きく向上。


3-5. 費用目安

リフォーム内容費用目安
クロス(壁紙)の張り替え5〜15万円程度
床材の張り替え(1室)10〜30万円程度
床暖房の設置30〜100万円程度
壁・天井の断熱リフォーム(1室)40〜70万円程度
床下の断熱リフォーム(1室)10〜30万円程度
二重窓の取り付け(1箇所)5〜10万円程度

※費用は築年数・施工面積・使用する素材のグレードによって変動します。
あくまで目安としてご参考ください。正確な金額は現地調査のうえお見積りいたします。

3-6. 注意点

・壁の撤去や吹き抜けの新設など大規模工事は、建物の構造によっては実施できない場合がある
・断熱リフォームは窓・壁・床をセットで行うと効果が高い
・建築基準法や自治体の条例による制限を確認する必要があるケースがある

4. 間取りの変更・改築

部屋の配置や大きさを変える間取りの変更。
ライフスタイルに合わせて、一部もしくは家全体の間取りを変更し、部屋をつなげて広くしたり、動線をスムーズにしたりするなどして、暮らしをより快適にします。

建物の構造により変更できる範囲は異なりますが、建物の強度に影響のない範囲では間仕切り壁を撤去し、部屋をつなげることも可能です。

4-1. できること

大規模な間取り変更(スケルトンリフォーム)
骨組み(構造体)のみを残して間取りをゼロから作り直す工法です。
自由度が最も高く、耐震補強も同時に行える点が大きなメリットです。
ただし2×4工法やプレハブ工法の建物は、構造上撤去できない耐力壁があるため、大幅な間取り変更が難しい場合があります。

水まわりの移動
キッチン・浴室・トイレなどの水まわりを移動する場合は、給排水管の配管工事や補強が必要です。
移動距離が大きいほど費用も増える傾向にあります。

耐力壁の取り扱い

工事可否
耐力壁の移動構造によっては可能だが、建物全体のバランスに関わるため専門家の判断が必要
耐力壁の撤去建築基準法により禁止


4-2. 費用目安

リフォーム内容費用目安
間仕切り壁の撤去・新設10〜50万円程度
スケルトンリフォーム(戸建て全面)450〜2,500万円程度
水まわりの移動50〜150万円程度

※費用は築年数・間取りの規模・配管ルートの状況によって大きく変動します。
スケルトンリフォームは建物の規模や仕様により幅が非常に大きいため、必ず複数社から見積もりを取ることをおすすめします。

4-3. 注意点

・階段の位置変更や大規模なリフォームでは、建築確認申請が必要になる場合がある(申請には日数と費用がかかる)
・耐力壁の撤去は建築基準法により禁止されている
・水まわりの移動は配管ルートの確保が必要で、構造上できないケースもある

5. 和室から洋室へのリフォーム

和室を洋室に変更するリフォームは、インテリアの自由度を高め、掃除のしやすさを向上させる効果があります。
フローリングにすることで家具を自由に配置でき、清潔を保ちやすい空間になります。

5-1. できること

床の変更

畳をフローリングに張り替える際は、下地の補強と周囲の部屋との段差解消工事が必要です。

押入れからクローゼットへの変更
中段を取り払い、衣類をかけるハンガーパイプを設置するだけで使い勝手が大幅に向上します。

建具の変更
障子は内窓またはカーテンへ変更できます(カーテンレールには下地材が必要)。
ふすまは引き戸への変更なら比較的簡単ですが、開き戸の場合は工期・費用がかかります。

壁・天井の変更
柱が見える「真壁」から柱を隠す「大壁」にするには、ボードや合板を使った造作工事が必要です。
板張りの天井をクロスにする場合も、下地に合板を張る工事が伴います。

掘りごたつを埋める
周囲の床材に合わせて埋める工事が可能です。


5-2. 費用目安

リフォーム内容費用目安
畳からフローリングへの張り替え(6畳)15〜35万円程度
押入れからクローゼットへの変更10〜30万円程度
建具の交換(ふすま→引き戸)5〜15万円程度
建具の交換(ふすま→開き戸)15〜30万円程度
壁・天井のクロス張り替え(6畳)5〜10万円程度

※費用は施工面積・使用する素材のグレード・下地の状態によって変動します。
あくまで目安としてご参考ください。正確な金額は現地調査のうえお見積りいたします。


5-3. 注意点

・フローリングへの張り替えは、周囲の部屋との段差解消工事が必要になる場合がある
・真壁から大壁への変更は造作工事が伴い、費用と工期が増える
・掘りごたつを埋める場合は床材の仕上がりに注意が必要

6. 洋室から和室へのリフォーム

近年、和室の人気が再び高まっており、洋室から和室へのリフォームも増えています。
洋風のデザインと組み合わせた和モダンスタイルにするのもおすすめです。


6-1. できること一覧

部位工事内容
フローリングを剥がして畳に変更(下地加工が必要)。置き畳を活用する方法も
クロスの張り替え、土壁・砂壁への変更も可能
天井板張りに変更、またはクロス上から塗装
建具ドアから引き戸に変更
収納クローゼットから押し入れに変更
特殊設備構造に応じて掘りごたつや小上がりを設置可能


6-2. 費用目安

リフォーム内容費用目安
フローリングから畳への変更(6畳)15〜35万円程度
建具の交換(ドア→引き戸)10〜25万円程度
掘りごたつの設置20〜60万円程度
小上がりの設置20〜80万円程度

※費用は施工面積・素材のグレード・建物の構造によって変動します。
あくまで目安としてご参考ください。正確な金額は現地調査のうえお見積りいたします。


6-3. 注意点

・掘りごたつは建物の構造によって設置できない場合がある
・土壁・砂壁への変更は施工できる職人が限られるため、工期・費用が増える場合がある


7. 増築

増築とは、現在の家の床面積を増やす工事のことです。
新たな部屋を設けたり、平屋を2階建てにしたり、離れや倉庫・ガレージを建てたりと、さまざまな形態があります。

7-1. 増築前に確認すべき法的制限

増築は、どの家でも自由にできるわけではありません。

建築確認申請が必要な場合
・防火地域・準防火地域に指定されている場合
・床面積が10㎡を超える増築


建ぺい率・容積率の上限に注意

用語意味
建ぺい率敷地面積に対する建築面積の割合
容積率
敷地面積に対する延べ床面積の割合

これらの上限を超える規模の増築はできません。

7-2. 費用目安

増築の費用は工事の種類・規模・地盤の状況により幅が非常に大きく、一般的な目安を示すことが難しい工事です。
まず専門業者に現地調査を依頼し、見積もりを取ることをおすすめします。

7-3. 注意点

・既存の家を解体後に新築を行うことができない「再建築不可物件」は建築確認申請が必要な工事を実施できない
・旧耐震基準の建物では、既存部分の耐震補強が増築の条件となる場合がある
・1階部分の増築では地盤調査が必要になることがあり、湿地帯や軟弱地盤では大規模な地盤改良が必要なケースもある


増築は法的制限や地盤の状況など、事前に確認すべき項目が多い工事です。
検討されている場合にはリフォーム会社に相談されることがおすすめです。


「増築できるかどうかわからない」という段階でも、お気軽にご相談ください。
現地調査・お見積りは無料で承っています。

8. 減築

減築とは、床面積を減らすリフォームのことです。
2階を撤去して平屋にしたり、使っていない部屋を取り除いたりするほか、2階の一部を吹き抜けにして採光・通風を改善する工事も減築に含まれます。


8-1. 減築のメリット

・無駄なスペースを削減し、家事効率が上がる
・維持費・光熱費の削減
・採光・通風の改善による居住環境の向上


8-2. 費用目安

減築も工事の種類・規模によって費用の幅が非常に大きく、撤去後の屋根・外壁の補修工事が必ず伴います。
正確な費用は現地調査のうえお見積りいたします。



8-3. 注意点

・築年数が古い建物では、耐震補強が必要になる場合がある
・屋根・外壁の補修工事が追加で発生するケースが多い
・減築後の建物の断熱・耐震性能について、事前に専門家に確認することが重要

まとめ

毎日暮らす室内をリフォームすることで、より安全で快適に使用できるようになったり、光熱費の削減が期待できたりするのは嬉しいことですよね。


リフォームを行う際には、実際に使用することを想定しながら、機能やレイアウトを検討することが大切です。家族の人数・年齢・生活スタイルに合わせて、10年後・20年後も快適に使える住まいを目指しましょう。


複数箇所を同時にリフォームすると、職人の手配や養生作業をまとめられるため、個別に行うよりもトータルコストを抑えられる場合があります。
まとめてリフォームを検討している方は、その旨を業者に伝えると見積もりで有利になることがあります。

まずは専門業者に現状を見てもらい、可能な工事の範囲と費用感を把握することが、満足度の高いリフォームへの第一歩です。

「どこから手をつければいいかわからない」
「予算内でどこまでできる?」
内装・室内リフォームのお悩みに、経験豊富なスタッフが丁寧にお答えします。

「まだ検討段階」という方もお気軽にご相談ください。

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